復職に向けてやっておくべきことは何?
復職するときにやるべき手続きってどんなものがあるの?
育休から復職しようと思ったとき、まず何からすれば良いのか分からないという声をよく聞きます。
この記事では、育休からの復職をするにあたって、
それをどんな順番で行えば良いのか
について詳しく解説しています。
育休からの復職については、きっちりとした決まり事はありません。だからこそ迷う部分が多くありますよね。
この記事では、安心して復職の日を迎えられるように、必要な手続きなどについて順を追って丁寧に解説していますので、
と悩んでいるママはぜひ最後まで読んでくださいね。
職場に復職することを伝える
まず最初に、職場に復職したいことを伝えましょう。
復職は誰にまず伝えるの?
と迷うと思いますが、これは職場によって異なります。
どんな会社でも、
・産休・育休に入る前にいた部署の上司
・労務の担当者
・労務の担当部署の長
の3者から選ぶことになると思います。
私の場合は小さな職場だったので誰に先に報告しても良い状況でしたが、大きな会社ではまず産休・育休に入る前にいた部署の上司に報告するのがスムーズですね。
その後、復職後についての面談を行います。
復職後についての面談の際に報告すること
面談の際に、会社に伝えておいた方が良いことを書き出してみました。
現在の状況の報告
まずは、育休中の自分、子ども、そして保育園の状況について報告しましょう。
自分や子どもについて
自分や子どもの体調や心配なことなどを報告します。
子どもが頻繁にかかる病気があり、定期的な通院が必要
などが挙げられます。
保育園について
保育園については
慣らし保育は必要なのか
預かり時間はいつからいつまでか
など、復職する上で職場に影響がありそうなことは報告しておくのがおすすめです。

育休から復職した後の待遇などの希望を伝える
ここからが一番大切なところです。
育休明けの待遇についての希望を伝えましょう。
ここで遠慮してしまうと、後から『沢山働けると言っていたのに話が違う!』となりかねないので、正直に希望を伝えましょう。
この辺については職場での手続きや、同僚との調整も必要になってきますので、正直に希望を伝えましょう!
復職に関する所定の届け出を提出する
育休を予定より早く終了して復職する場合には、社会保険料の免除を終了するための届け出をする必要があります。
「育児休業等取得者申出書・終了届」を職場を通じて日本年金機構や健康保険組合へ提出します。
またその他にも、職場内で育児休業復職届などの手続きが必要な場合は、それらも忘れずに提出します。
基本的には労務担当者から指示があるはずなので、それに則り手続きを進めましょう。
育休から復職後3ヵ月を経過したらチェック
通常であれば、社会保険料は毎年4月~6月の給与の平均額を元に標準報酬月額が決定され、その年の9月から翌年8月までの各月の標準報酬月額となります。
ですが、育休から復職し、時短勤務などで育休前より給与が下がってしまった場合については特別の規定が設けられており、申し出により標準報酬月額の改定を行うことができます。
例えば・・・4月に復帰をして、4月~6月の報酬が従前(育休前)と比較して減少した場合、申し出をすれば7月からの標準報酬月額を改定することができます。
つまり・・・通常だと9月から保険料が下がるところ、7月から保険料を下げることが出来ます。
該当しそうなママは、忘れずに労務担当者に申し出るようにしてくださいね!
また、厚生年金についても、子どもが3歳までの間は時短勤務によって給与が下がっても将来受け取る年金額が減少しないようにする特例措置があります。
こちらも申し出が必要になりますので、忘れずに労務担当者に申し出てくださいね!
復職後の生活を試してみる
育休中に1度試してみてほしいのが、復職後のタイムスケジュールを実際に過ごしてみるということ。
帰宅する時間から夜寝るまでにどれくらい時間がかかるのか
時間を測る際に重点的に確認したいポイントは次の通りです。
この3つはワーママにとって特に大切なポイントだと言えます。
なぜなら、この3つは特に家事育児の時短に大きく影響する事柄だからです。
ここをしっかりとチェックしておくことで、復職後の「こんなはずじゃなかった!」がほとんどなくなります。
復職すると、とにかく時間が足りません。
一度シミュレーションしてみることで、削ることのできる時間や作業を見つけ、効率よく時間を使うことができるようになりますよ。
いざというときのサービスを探す・連絡先をまとめる
時間のある育休中に行っておいてほしいのが、いざというときのサービスや連絡先をまとめておくこと。
復職してから探し始めるのでは遅い場合もありますので、早めに済ませておきましょう。
例えば…
※自治体のサポートはファミサポやシルバー人材センターなどの自治体のサービスのことを指します。
この辺りは事前の登録などが必要の場合がありますので、早めにチェックしておきましょう。
加えてチェックしておきたいのが次の2つです。
この2つは急に体調が悪化した場合などのため、すぐに確認できるようにしておくと安心です。
緊急当番医は自治体のHPや広報誌などに掲載されていますので、ブックマークに入れたり写真に撮っておくのがおすすめです。
手土産を購入する
最後にやっておきたことが、復職の際に職場の人へ配る手土産の購入です。
保育園の準備などでバタバタしてしまって後回しにしがちですが、これは忘れずに購入しましょう!
不要と感じる方もいるかもしれませんが、配るのと配らないのでは配る方を好意的に見る人が圧倒的に多いと思います。
特に復職後は時短勤務や子どもの体調不良・イベントなどで周囲に負担をかけてしまうことも多くあります。
産休・育休のお礼、復帰のあいさつという意味合いもありますが、自分自身の居心地を良くするためにも準備するのがおすすめです。
育休から復職までのやることのまとめ
最後に、育休から復職までにやることの流れをまとめました。
-
STEP1職場に復職することを伝えるまず最初に、職場に復職したいことを伝えましょう。
そのあと、復職についての面談をします。話し合うべき内容は
現在の状況の報告
育休明けの待遇の希望を伝える
など。 -
STEP2復職に関する所定の届け出を提出する労務担当者からの指示に従い、育児休業等取得者申出書・終了届などの書類を忘れずに提出しましょう。
-
STEP3復職後の生活を試してみる余裕がある育休中に、復職後の生活をシミュレーションしてみるのもおすすめです。
特に
食事や身支度にかかる時間
帰宅後のルーティン
夫との家事の分担
は重点的にチェックしてみてください。 -
STEP4いざというときのサービスを探す・連絡先をまとめる育休中にいざというときの預け先、病院の連絡先などをまとめておきましょう!
共働きの場合はパパにも共有しておきましょう。 -
STEP5手土産を購入する忘れがちだけど意外と大事。
今後の人間関係を円滑にするためにも、ぜひ忘れずに準備しておいてくださいね!
子育てをしながら働くのはとても大変です。
事前の準備をしっかり行い、余裕をもって復職の日を迎えられるようにしてくださいね!
また、育休中は資格を取るのにもおすすめな期間。

ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!