転職したい…でも、いつのタイミングが良いんだろう?
ママが転職を考えるとき、一番気になるのは”いつがいいのか”ではないでしょうか。
ですが、子どもの成長の節目、家庭の環境、仕事とのバランス…様々な要素が絡み合い、転職の適切なタイミングは一人一人異なります。
この記事では、各ライフステージ別の適切な転職のタイミングを詳しくご説明いたします。また、実際に転職を経験した体験談を交えて、より具体的なイメージを持つことができる内容になっています。
ワーママが転職を考えるタイミングは?
まず最初に、一般的なワーママが転職を考える可能性の高いタイミングをいくつか紹介します。
転職のタイミング①育休中
育休中はワーママが今後の働き方を考慮する絶好の機会です。
職場から離れ子育てをすることにより、自分が何を求め、何が自分にとって最善であるかについてじっくりと考えることができます。
子育てで価値観がガラッと変わるママも多くいますよね
また、保活が上手くいかず(遠い保育園になってしまった、0歳じゃないと預けられない…等)、必要に迫られて転職を考えるママも。
転職のタイミング②復帰後
育児休暇からの復帰直後もまた、ママが転職を考えるタイミング。
育休からの復帰は、想像以上に大変。
保育園の荷物を持って嫌がる子供を抱えて保育園へ送り届け、出勤。仕事が終わったら急いでお迎えへ行き、疲れた身体に鞭打ってご飯やお風呂を済ませ、寝かしつけでうっかり寝落ち。夜中に起きて食器洗いや洗濯をする…。普段の生活を回すだけでもとても大変。
それに加えて、保育園に行きだした頃は病気をもらってばかり。せっかく仕事に復帰したのに、全然出勤できないなんてこともザラにあります。
周囲の目も気になるし、重要な仕事はさせてもらえず楽しくない……。
子育てと仕事の両立を考えて、転職したくなる気持ちが大きくなるのがこの時期です。
転職のタイミング③2人目妊活の時期
ワーママが2人目の子供を望む場合、妊活を開始する前または妊活中が転職を考えるタイミングの1つになります。
2人目が出来た後のライフスタイルや収入、育児との両立を考えた場合に
現在の会社では叶わない
と思い、転職を具体的に考えるママも多くいます。
ですが、入社間もなくの妊娠・出産だと育休を取得できない会社も多いため、転職先と妊娠のタイミングを慎重に考えることが大切です。
転職のタイミング④2人目の復帰後
2人の子供を育てながら働くのもとても大変。
荷物は2倍だし病気はうつし合って長引くし……場合によっては同じ保育園に入れず、2か所の保育園に送迎しなければいけないことも。
ご飯も子供の成長に合わせて作り変えないといけないし、お風呂もママ1人で2人を入れるのは大変。1人増えただけなのに、1人の時と比べて5倍も10倍もしんどい…。
私自身も一番しんどかったのはこの時期です。
ただ、転職したいと思っても、転職活動をする気力も起きない大変な時期。疲れた状態で転職活動すると、焦りから失敗してしまう可能性も高いため、注意が必要です。
転職のタイミング⑤上の子の小学校入学
今ではもうあらゆるところで話題に上がるので、子供が小さいママでも知っている方は多いのでは。
小学校入学は「小1の壁」とも呼ばれるほど、ワーママにとっては働き続けることへの大きな障壁となります。
具体的には
- 勉強のフォローが大変・宿題が多い
- 学童の預かり時間が保育園より短いため、お迎えに間に合わない
- 学童に行くのを嫌がってしまい、放課後や長期休暇の預け先がない
- そもそも、学童の人数が多すぎて預けられない
- 学校に馴染めず、不登校になってしまった
- 長期休暇の過ごし方に悩む
などなど、沢山あります。
保育園から小学生は本当に多くのことがガラッと変わるため、それに備えるため転職を考えるママが増えています。
まずは転職で叶えたいことを洗い出そう
どのタイミングで転職しよう?
まずは自分の理想の働き方を見直しましょう!
転職を考える前に、まず自分が何を望んでいるのか、どのような環境で働きたいのかを明確にすることが必要です。ここを明確にすることで、自然と転職すべきタイミングが見えてきます。
ワーママが考えるべきポイントをいくつか挙げてみましょう。
子育てに重点を置きたい
我が子の子育てって特別です。とても大変ではありますが、その反面、子供の成長を間近で見られる喜びもあります。
今までは仕事を大事にしてきたけど、子供が小さいうちは子育てに重点を置きたい!と感じるのは自然なこと。
子育てに重点を置きたいと感じているなら、子供たちとより多くの時間を過ごせる仕事を探す、あるいは働く時間を減らすため、出来るだけ早いタイミングで転職を考えるのがベストです。
キャリアアップを目指したい
子育てをしてみて、やっぱり私は仕事が好き!キャリアアップを目指そう!と考えるママがいるのも、また自然なこと。
自分自身で将来のキャリアパスを描き、それに必要なスキルを身につけるためにどのような仕事ならば有用かを考え、それに合った求人を探すことをおすすめします。
夫の仕事との兼ね合い
家庭生活はパートナーと共に作り上げていくものです。そのため、夫の仕事との兼ね合いも転職を考える際の重要な要素です。
夫がリモートワークであったり、休日が不定期であったりするなど、夫の働き方によっては、自分の仕事を調整することで家庭生活全体のバランスを保つことができます。
また、夫が転職を考えている場合は、その時期を避けた方が無難です。
家庭の経済状況
働くママにとって、家庭の経済状況は重要な要素です。
転職を考える際には、現在の収入に満足しているか、またはそれ以上のものを求めているかを明確にすることが大切です。また、今後のライフプランにより多くの収入が必要である場合や、金銭的な安定が第一の目標である場合は、それに見合った求人を探す必要があります。
子供が小さいうちはあまりお金がかからないものです。将来を見据え、いつまでにいくら稼ぎたいということを明確にしておきましょう。
ワーママの転職はこの時期がおすすめ
ここまで見てきた通り、ワーママの転職は単に自分の気持ちだけではなく、様々なことを考慮する必要があります。
結局、いつ転職するのがおすすめなの?
と思いますよね。
ここからは、私自身のワーママとしての経験と転職の経験を基に、多くのワーママにとってより適したと思われる転職のタイミングを3つ紹介します。
1人目復帰後
まず最初のタイミングは、1人目の子の育休明け。
初めての子育てをしながらの仕事を経験し、今後の働き方を考えるきっかけにもなる時期。この時期であれば、子供がまだ1人だけなので、転職活動をする余裕もあります。
2人目を考えている人は、2人目を産むタイミングを考えておくのも重要です。
2人目復帰後
上でも書きましたが、子供が1人だけと2人以上では大変さが桁違いになります。また、かかる教育費なども倍増します。
働き方や収入のバランスを再度考える必要が出てくるのが、この時期。この段階で、自身がどのようなキャリアを望んでいるのかを改めて考えることは良い選択と言えるでしょう。
上の子が小学校に入学して少し経ったとき
実は私は「小1の壁」に備えて転職することには反対です。
というのも、子供が小学校に入学することで子供を取り巻く環境がガラッと変わります。小学校に馴染めない子、学童に行くのを嫌がる子、特に問題なく楽しく学校や学童に通える子、色んな子がいます。
不登校や保健室登校になってしまい、仕事を辞めたママの話もたくさん聞きます。
子供が実際に小学校に通い始めて、どんな感じなのかを見てから転職活動をする方が、長期的な目線で会社を選ぶことができるのでおすすめです。
2回転職したワーママの実際の体験談
ここからは、私が経験した2回の転職について、成功・失敗のポイントを書いていきます。
転職のタイミングや、会社の選び方などが参考になれば嬉しいです。
転職成功例
1回目の転職は、比較的成功した方じゃないかなと思います。
タイミングは、上の子が年長、下の子が年少の時。公務員から在宅のパートに転職をしました。
成功に至ったポイント
成功に至ったポイントとしては、
どう働きたいかが明確だった
ことが挙げられます。
前職では忙しくてあまり子供と一緒にいられなかったり、ゆっくり休める日がなかったり、仕事のストレスが大きかったり……という不満があったので、ここを解消できる仕事を一番に考えました。
それで、行きついたのが在宅のパート。当時はコロナ前で求人も少なかったのですがなんとか見つかり、時間に余裕を持ちながら働くことができていました。
今思うと、この働き方が一番自分に合っていたと思います。
転職失敗例
そんなふうに穏やかに過ごしていたのですが、ある時から
子供が大きくなっても扶養内のパートのままで大丈夫なのかな?
と思い始め、将来のためにと資格の取得をします。
ここまでは良かったのですが、せっかく資格を取ったのでそれを活かして働きたい!と安直に思ってしまったのが悪かった。
目に付いた現職の求人票の待遇が良かったため、ろくに自己分析をせずに応募してしまいました。その結果、入社して2年目にて退職を考えるほどの状況になっています。
この転職の時、子供は小学校1年生と年中。上の子は小学校や学童にも馴染んでいたため、十分大丈夫だろうという判断で転職活動を行いました。
転職のタイミングは悪くなかったのだけど…
失敗から学んだこと
この転職が失敗だなと感じている点は、
- 在宅勤務が(ほとんど)できない
- キャリア志向が合っていなかった
の2点。
在宅勤務については、求人票に「在宅勤務も自由にできます」と記載があったにも関わらず、入社して1年間は不可という手のひら返し…。今も特別な用がなければ(子供が熱を出したとか、行事の対応とか)基本はできないことになっています。
私はグループ会社の支社の採用なのですが、本社の方針が変わったことでそうなってしまいました。
正直これは求人票からは読み取れませんが、この経験から私はリモートで働くことを重要視している、ということに気が付けました。
二つ目のキャリア志向について。
求人票では「内勤のサポート事務/短時間正社員」とあったのですが、外に出る仕事も任される。短時間正社員での採用なのに、時間を延ばせと言われる。残業もある。研修時間のノルマもあり、気が付けば公務員時代と同じように「仕事>家庭」な状況になってしまいました。
今現在、子供は小学3年生と1年生。手をかけてあげられる最後のタイミングくらいかなと思います。もうしばらくは家庭に比重を置きたかったけど、それが許される雰囲気ではありません。
この辺りを面接の際にもっと深堀して聞いておくべきでした。結局は、自己分析が足りなかったんだなと思っています。
結局ワーママの転職のタイミングはいつが良いのか
ここまで、ワーママの転職のタイミングについて考えてきました。
ワーママが転職するのに適している時期はいくつかありますが、私の転職の体験談も踏まえていつが良いかを考えてみると、結局はママと子供によるとしか言えません。
転職で一番大切なのはタイミングではありません。
- 自分がどんな風に働きたいのか
- いつまでにいくら稼ぎたいのか
- 子供を取り巻く状況はどうなのか
そういったことを総合的に判断し、決めていくことが一番重要です。
反対に、自己分析がしっかりしていれば、タイミングはいつでも良いとも言えると思います。
なのでまずは自己分析をしっかりするところから始めることをおすすめします。
誰かに相談しながら自己分析を進めたい…
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