ワンオペ育児ってとても疲れますよね。
そして共働きのワンオペ育児だとより大変。
共働き夫婦が増えている今の時代、「共働きなのにワンオペ」のママさんは確実に増えているにもかかわらず、男性の家事や育児への参加は増えていないように思います。
我が家も例に漏れず夫が家事育児に参加しない共働きワンオペ育児家庭でした。
そんな共働きのワンオペ育児が限界で、夫に離婚を切り出したときのことをこの記事では書いています。
ワンオペ育児がつらい…
というママはもちろん、
家事育児の分担に不安がある
というママは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
仕事復帰に対しての甘い見通しが大きな原因
ここからは、仕事復帰の実情や、復帰に対しての夫婦の甘い見通しについて書いていきます。
仕事復帰を決めたのは入園半年前
そもそもの始まりは、上の子が年少さん、下の子が1歳児クラスで入園し、私が仕事に復帰すると夫婦で決めたことでした。
復帰を決めたのは入園半年前。
そこから時間をかけて保育園の先生や私の会社の人事担当などに話を聞いたり相談したりし、復帰後の生活を想定していました。
ちなみに半年前の私たちの甘い見通しはこちら。
・朝夕30分ずつの時短を取得し、できるだけお給料が減らないようにしたい
・私が時短を取得するから、送り迎えも担当する
・病気?今までほとんどかかったことないし、大丈夫でしょ
いま考えると突っ込みどころありすぎです!
そんな甘い見通しのまま、残り半年の育休を堪能していました。
あれ?見通しが甘かった?
そして3月に1日入園があったときに知らされたのが、「入園は4月3日」ということ。
と疑問をもった私、園長先生に聞いたところ…
「希望する方はお預かりすることができますけど…でもannさんのところ、下の子1歳児ですよね。慣らしもなしか…うーん、まぁ大丈夫かな??」
と言われました。
そこで私、慣らしのために仕事の調整をしておかなければならなかったことに気づきますが、時すでに遅し。
私の職場はとにかく人手が足りなかったので、4月1日の復帰がすでに決定していました。
そして朝一で辞令が出るため、その日は朝一で出勤しなければならない…
そんなわけで、復帰初日から家族全員が慌ただしくしんどいという状況に。
けれど知っていたからと言って、恐らく5月から復帰という話にはならなかったと思うので、その時点で前途多難な感じはただよっていました。
想像以上にしんどいワンオペ共働き
そんな感じで始まった共働き生活ですが、本当に、想像以上にしんどい毎日でした。
当時は夫が激務かつシフト制の部署にいたため、基本的に平日2日が休みでした。しかも夫の帰りは日付をまたいでから。
カレンダー通りのスケジュールの私と休みが合わず、平日3日・土日2日ワンオペという状況に陥りました。
そして夫が休みの日でも私は仕事があるので、1人で休める時間が全くない…という状況が続きました。
しかも、子供たちは保育園一年目なので、体調を崩すこともとても多かったんです。
忙しいから…と夫は休んでくれなかったため、病気の子供の世話もほとんど1人でしていました。
それに加え、私は仕事に復帰して1年目。新しい業務を担当していたため、毎日覚えることばかり。
1人で1つの係を担当していたため、仕事を休んだら休んだ分だけ業務がたまっていく…。
親に子供を頼んで休日出勤するなど、本当に休みがない日が続きました。
離婚を考えた決定的な出来事
仕事に復帰して休みがない日々を過ごし、約9か月。
40度の高熱を出して倒れました。私が。
元々身体が強く、風邪などはめったにひかない私でしたが、仕事に復帰してからは何度か風邪をひいていました。
でも普通の風邪なら熱も38度前後で、無理をすれば子供の世話も家のこともなんとかできていました。
けれどこの時の高熱はどうしても起き上がることができず、1週間寝たきりでした。
この時に思ったのが、
・知らず知らずのうちに無理をしていたこと
・このままこの生活を続けるとまた倒れてしまう
・夫も休もうと思えば休むことができる
でした。
具体的にどこがつらかったのか
そんなワンオペ共働き生活を1年続けて、具体的にしんどかったのは
・1人になれる時間がほとんどない
・夫も無理をすれば休めるのに、休んでくれない
の2点でした。
特に、夫は子供の軽い体調不良ではほとんど休みをとってくれませんでしたが、入院するほどの事態や私が倒れてしまったときには休んでくれました。
ありがたい半面、
と思ってしまいました。
私は子供たちが風邪などの軽い体調不良でも周囲に頭を下げて休んでいるのに、夫は「休めない」と一蹴する。
もちろん緊急の度合いによって対応が変わるのは分かっていますし、大切な時は休んでくれるのでありがたかったんですが、なんとなく「私の仕事や都合はどうして考えてくれないのかな?」と不信感を持つようになりました。
そして同じ休めないにしても、「ちょっと仕事の予定確認してみるね」とか「上司に話してみたけど今日は難しそう」とかの言葉があればまだ違ったと思うんです。
確認もせず、行動もせず、休めないと言うだけ。
正職員として同じ責任を背負って働いているのに、それはないだろうと思うようになりました。
離婚を考えたのはなぜか
子供の体調不良の対応に加え、普段の子供の世話や家のことも私がメインで担当していました。
そして私の職場は実家がとても近かったんです。
実家に住まわせてもらえば、今より少し楽ができるのかな…
そう思ったのがきっかけでした。
そして、
仕事を辞めさせる
家事育児をもっと担当する
このどれかを選んで欲しいと夫に切り出しました。
夫との話し合いの内容
話を切り出したときの夫の反応はまさに「びっくり」という感じの表情をしていました。
そして、最初に口にしたのが、
気づかなくてごめん。
でももっと早く言ってくれれば良かったのに…。
でした。
私が特に文句も言わず、毎日こなしている姿を見て、
「全然余裕そうだな」
と思っていたみたいです。
実際は全然違うんですけどね。
そんな訳でこの話は晴天の霹靂で、かつ離婚は絶対に嫌だという夫と家事育児の分担について話し合った結果、
・毎日の保育園の荷物の準備
・保育園への送り
・夜の食器洗い
を担当する、ということで話がまとまりました。
話し合って思ったこと
夫と話し合いをしてみて感じたことは、
・しんどさや気持ちは口に出さないと伝わらない
・忙しくてもそれなりに家事育児は分担できる
ということでした。
しんどさや気持ちは口に出さないと伝わらない
特に「しんどさや気持ちは口に出さないと伝わらない」という点なんですが、これはお互い甘えがあったと思います。
私は、
と思っていて、言葉でしんどいと伝えることをあまりしていませんでした。
対して夫も、
と思って特に何もしてこなかったようです。
そして私が離婚か仕事辞めさせて!と爆発した訳なんです。
けれど、爆発する前に、もっとしんどいことや家事育児の分担について伝えたり話し合ったりするべきだったなぁと反省しています。
特に、家事育児の分担については、目に見える数値がないので貢献度が分かりづらいんですよね。
仕事なら拘束時間やお給料で貢献度が分かりますけどね。
育児は目に見える数値がないので…。
さらに夫は、
と思っていたのも大きいです。
実際はママにこそわがまま放題なのが子供なんですけどね…。
その辺の認識の違いですれ違ってしまっていました。
なので、ワーママでワンオペが大変、と思ってるママには、できるだけ旦那さんと話し合うことをおすすめします。
忙しくてもそれなりに家事育児は分担できる
というご家庭も多いと思いますが、話し合ってみると意外と家事育児を分担することって可能なんです。
私の夫も日付が変わってから帰ってくる日が多かったので、夜でもできる簡単なことをお願いしていました。
もし分担が変えられなくても、しんどい気持ちを伝えることでお互いがお互いの状況を理解して、思いやるという状態に持っていけます。
我が家もそこまで分担を変えることはできませんでしたが、でもしんどさを伝えることで夫が
と労いの言葉をかけてくれるようになりました。
俺は忙しいから…で済ませていたころと比較し、家事や育児に対して「自分のやるべきこと」という自覚が芽生えたように感じます。
ママなら分かってくれる方も多いと思いますが、言葉の通じない子育てをしているときに、言葉の通じる大人に共感して寄り添ってもらえるのってすごく嬉しいですよね。
なので、
と思っているママは、我が家のように離婚を切り出す前に、まずはゆっくり旦那さんと話し合ってみてください。
1人で悩むより、絶対に良い打開策が見つかりますよ。
同じワーママとして応援しています!