この記事は、社労士受験生に向けて、模試情報のまとめと模試を受けるメリットデメリットについて書いています。
と言う方向けに、分かりやすく模試情報や模試を受けるメリットとデメリットをまとめましたので、少しでも参考になれば嬉しいです。
ちなみに、私が実際に受けた模試の結果はこちらの記事で全て公開しています。

2022年模試情報まとめ
2022年3月16日時点の社労士試験の模試の情報を集めました。
TAC ※受付中
資格の学校TACの模試は全2回実施されます。
模試はどちらも「会場受験」と「自宅受験」の好きな方を選ぶことができますが、会場受験の場合は席に限りがあり、先着順となりますので早めのお申込みをおすすめします。
全国中間模試
自宅受験の場合…6月半ばに発送
会場受験の場合…6/24(金)~6/26(日)の期間のいずれか1日
料金:5,500円
全国公開模試
自宅受験の場合…7月上旬に発送
会場受験の場合…7/15(金)~ 7/17(日)の期間のいずれか1日
料金:5,500円
勝利の模試セット(全国中間模試+全国公開模試)
全国中間模試と全国公開模試がセットになったもの。2つとも受験するつもりならこちらのセットで申し込んだ方がお得です。
料金:8,800円
LEC ※受付中
LECの模試は、最大で「全3回+ファイナル模試」の4回を受講することができます。
全ての模試がセットになったパックで7,200円~と安価に受験できるのも大きなメリットです。
1回目~3回目
5月、6月、7月の半ばにそれぞれ受験できます。
1回あたり2,100円と安価なのが嬉しい。
ファイナル模試
本番のリハーサルとしての模試。解説講義等はないため、本当に最後の力試しとして受験する模試になります。こちらも1回2,100円。
資格の大原 ※受付中
資格の大原では、全国統一公開模擬試験Ⅰ、Ⅱの2回実施されます。
それぞれ7月に開催され、お値段は1回4,000円。
大原の大きな特徴は、本試験をシミュレーションしたオンラインイベントが開催される点です。
試験の諸注意とともに「始め」「終わり」の合図を配信にて行います。試験時間中も試験監督は映像配信をしますので、本試験の雰囲気をご自宅で体感できます。
模擬試験を受験するのはもちろん、各自で準備いただいた教材を解いても構いません!
直前期に本試験を体感し、本番力をつけましょう!【配信日】全国統一公開模擬試験 Ⅰ: 7/2(土)、7/3(日)、全国統一公開模擬試験Ⅱ: 7/23(土)、7/24(日)
【試験時間】 本試験の実施時間に準拠いたします。引用:資格の大原HP(https://www.o-hara.jp/course/sharoshi/course_detail?id=6673)
と悩んでいたあなたにピッタリ!自宅受験でも、適度な緊張感をもって受験することができますよ。
ユーキャン ※受付前

ユーキャンの模試は3回分がセットになっていて10,800円。
3回の模試を受けることで試験範囲全ての問題を網羅することができる作りになっているので、時間やお金に余裕がないけど試験範囲を網羅したいという受験生におすすめ。
私は8月に入ってからのアウトプットは、ほとんどユーキャンの模試を解いたり見直したりするのに時間を割いていました。直前のアウトプットをするのにはとても効率の良い教材だと思います。
申し込みは2022年3月16日現在、まだ始まっていません。
昨年の申し込みの締め切りが5月20日なので、5月に入ったころにはチェックしてみるのがおすすめです。
※リンク先は2021年のものです
アガルート ※受付前
アガルートの模試は1回8,800円。
2022年のものはまだ受付前で、2021年のものを見ると教材の発送が6月半ばとなっているので、今年もその前に受付が開始されると予想されます。
アガルートの模試は点数や順位等の成績通知がないため、他のライバルと比較して自分がどのくらいの位置にいるのかを知ることはできません。成績通知を求めている場合は、別の会社の模試を受験しましょう!
アガルートと言えば難関資格に特化した通信講座。お値段もお高めなので色々と余裕がある場合に受けるのが良さそうです。
※リンク先は2021年のものです
フォーサイト ※受付中
フォーサイトの模試は、基礎レベルと本試験レベルの2回がセットになっていて、10,800円。
フォーサイトの大きな特徴が、本試験より易しい基礎レベルと、本試験と同じレベルの本試験レベルの模擬試験の2点セットと言うところ。
他の模試は「本試験より優しい基礎レベルの模試」はありません。しっかり本試験と同程度の難易度の模試を作りこんできます。そのため、アウトプットが追い付いていない状態で受験をすると全然問題が解けなくて、自信を喪失する羽目になりがちです。
でもフォーサイトはまず基礎レベルを再確認することができるので、自信を喪失することなくステップアップすることができます。
模試を受けるメリット
それではここからは、模試を受けるメリットとデメリットについて書いていきます。
自分の立ち位置が分かる
まず1つ目のメリットは、全国のライバルたちの中での自分の立ち位置が分かるというところ。
社労士試験は合格基準点を取っていれば合格できるため、周囲との立ち位置は気にする必要はないと思われがちですが、実態は違います。
例年、選択式の問題で解答が困難な問題をあえて出すことで正答率を下げ、基準点を調整することで合格者数をある程度調整しています。つまり、社労士試験は実質上位7%ほどに入らないと合格することが出来ない試験とも言えます。
そのため、自分の立ち位置がどの辺りなのか、というところは知っておく必要があります。
得意不得意が分かる
私も実際に全部で5回の模試を受けましたが、一番良かったと感じるのは、得意不得意が明確に分かった点です。
勉強をしているとなんとなく得手不得手って分かってくるものですが、模試で実際に結果が出てくると、改めて
と実感することが出来るので、今後の学習計画の参考とすることができますよ。
実際の試験時間を体感できる
社労士試験の試験時間って、思っているよりも過酷です!特に午後は長丁場になるので、絶対に集中力が弱まる時間帯ができてきます。
模試でその時間を体感することが出来るので、当日の時間配分や問題を解く順番を考える…ということを試験前に試すことができます。
例えば、私は1回目の模試はページ順に解いてみましたが最後の年金のところで集中力が途切れてしまいミスを連発してしまいました。2回目はその経験を活かし、社会科目を先に解き、労働科目を後回しにしたところ大幅に点数がアップしました。
このような感じで、実際の試験と同じ形式で試すことによって分かることも存在します。沢山受けるべきとは言いませんが、1、2回は受けるのが良いのではないでしょうか。
<div class=”concept-box1″><p>問題を解く順番や時間配分も戦略の一つです。模試は問題を解くだけではなくて、色んなことを試してみましょう!</p></div>
デメリット

次にデメリットについて書いていきますね。
試験や見直しに時間がかかる
模試は受けて終わり、ではありません。
受けた後、採点をして見直しをするという時間が必ず必要になります。模試はかなりのボリュームになるので、ただ見直すだけでもかなりの時間がかかります。
アウトプット期は模試の見直しだけではなくて過去問やテキストの見直しもバランスよくやることが得点アップのコツだと思います。なので、模試を何回受けるのかは使える時間をよく考えてから決めるようにしましょう!
自信を失ってしまいがち
模試は、点数と順位が明確に出てしまうので、思っていたよりも悪い点数を取ってしまったときに自信を失ってしまう…ということが多くあります。
個人的には模試の結果に一喜一憂はしないようにし、淡々と足りない部分を補うよう勉強をすすめるようにするのが良いと思うのですが、そうは言ってもすぐに切り替えができないということも大いにあり得ると思います。
そんなふうに自信をなくしてしまいがちな方は、アガルートの模試のように順位がでないものを選ぶと良いかもしれません。
結論:模試は受けた方が良い

結論としては模試は1回だけでも良いので絶対に受けた方が良いです。
なぜかというと、先述したメリットのとおりなのですが、それに加え、初見の問題を時間内に解くという経験をしておくことで、試験本番のパフォーマンスを良くすることができるからです。
人って、経験の無いことを初めてやるときって緊張しますよね。その「初めて」が試験本番だったらなおさら緊張すると思います。
初めて見た問題を、手探り状態で時間配分を考えながら解き切る…と言う経験は、本試験の他には模試でしか経験が出来ない貴重なものだと言えます。
なので、ぜひ模試は1回だけでも良いので、受けてみてくださいね!
と言う場合は、市販のものを活用するのもおすすめです。