この記事は、私が社労士の資格を取ろうと決めた2020年秋ごろに書いた記事です。約10か月のユーキャンでの勉強ののち、2021年の試験で合格することができました。
勉強の経緯などは、体験談カテゴリーの記事を見てくださいね!
この記事では、前回(試験の約5ヵ月前)の記事の続きから試験までにやったことを記録として残しておきます。
- 勉強の進め方
- 模試の結果
- 試験までの総勉強時間
などについてもリアルな体験を書いていますので、社労士試験の受験を考えているママは参考にしてもらえると嬉しいです。
社労士試験の科目別の進捗状況②
ではまず初めに、科目別の進捗状況や所感をまとめていきます。
ちなみに、教材はユーキャンの通信講座を利用しています。
⑦国民年金法
2021年3月7日~3月27日
まずは前回では学習の途中だった国民年金。
テキストも比較的厚く、覚えなければならない数字も多く、テキスト1週目はてこずりました。
年金科目は苦手にしている人が多いといわれている理由が分かりました。
ですがテキストはとても分かりやすいので、初学の場合でも十分に国民年金の仕組みを理解することができると思います。
正直、公務員時代にユーキャンのテキストを読んでいたかったー!と思ったほどです。
結構時間がかかってしまい、20日かかりました。
⑧厚生年金法
2021年3月28日~4月21日
続いて最後の法律、厚生年金保険法。
厚生年金は、健康保険と共通する項目、国民年金と共通する項目がそれぞれ混在しているので、健康保険と国民年金をしっかり勉強しておくことが肝であると感じました。
反対に、そこをしっかり押さえておけば得点に繋がりやすい科目なのかな、とも感じました。
あまり苦手意識はなく、すらすら進めることが出来たと思います。
ただテキストは他の科目と比較して厚く、24日くらいかかってしまいました。
⑨労務管理その他の労働に関する一般常識
2021年4月21日~4月29日
労一は選択式、択一式どちらも難しい問題が出ることが多く、個人的には合格者を振り分けるための問題が出されている科目だと認識しています。
2021年(令和3年度)の問題も受験生があまり対策していない厚生労働白書から出題されるなど、かなり難易度が高かったです。
私が受講しているユーキャンでは、労一はその難易度から勉強しても得点に繋がりにくいので、基本的なことを抑えること、厚生労働白書をまとめた別冊を確認する程度でOKとお話されていたので、あまり深追いせず他の科目の勉強をしていました。
ただし、2022年(令和4年度)の試験では受験者をふるいにかけるような出題ではありませんでした。今後も2021年の問題のような「あからさまなふるいにかける出題」は少なくなるような気がします。基本的な事項の勉強はしておくのがベストだと思います。
⑩社会保険に関する一般常識
2021年4月29日~5月15日
社一は国民健康保険法や高確法、介護保険法などの社会保険に関する法律を広く浅く学ぶ科目。
かなり試験範囲は広いですが、あまり細かい規定までは問われないようです。
労一よりも得点しやすいとのことで、労一よりは時間をかけて勉強しました。
公務員時代に国保や後期高齢者医療を担当していたので、本試験では絶対に間違えたくない!という強い気持ちで勉強しました
範囲が広いのでバランス感覚が必要と思いますが、それなりに時間をかければ得点に繋がりやすい科目だと思います。
模試の結果
一通り科目ごとの勉強が終わったら、今度は模試などで試験範囲全体の理解度をチェックするようにしました。
私はユーキャンの模試(3回)とTAC模試(2回)の計5回を受けました。
この記事では、全ての模試の結果を公表しています!
それはそれは酷い点数が並んでいるので、模試の結果にショックを受けている受験生の方がいれば、ぜひ自信をつけるためにも見ていってくださいね!
TAC模試
まずはTACの模試。
中間模試は6月半ば、全国公開模試は7月半ばにそれぞれ自宅受験で受けました。
試験まであと2か月~1か月ほどの状態です。
中間模試
まずは6月半ばに受けた中間模試。
選択式はこちら
労基安衛、労一、社一、健保で基準点割れという結果。
5点満点の科目もありますが、全体としては6割を超えていないので勉強不足といえますね。
続いては択一式。
奇跡的に科目ごとの基準点割れがなく、全体としても6割超えのそこそこ良い点数が取れていました。
全国公開模試
続いては7月半ばごろに受けた全国公開模試の結果です。
試験の約1か月前なので、ある程度知識が定着していてほしいところですが・・・
選択式は↓
前回よりも底上げされましたが、労災が2点で基準割れとなりました。
基準点である3点を何が何でももぎ取るという意識が足りなかった結果かなと思います。(単なる勉強不足でもあります)
続いて選択は…
めちゃくちゃ悪い!!!
特に雇用保険と健康保険が2点と、試験1か月前とは思えないほどの低い得点で、自分自身とても驚きました。
間違えていたのは事例問題や計算問題が特に多かったと思います。
丁寧に模試の見直しを行おうと思っていたのですが、ちょうどその頃予想していなかった義父の急逝などがあり、あまり勉強時間が取れず見直しも不十分になってしまいました。
ちなみにTAC模試ではA~Eで判定が出るのですが、2回ともD判定でした
そんな感じで、TAC模試については不完全燃焼で終わりました。
ユーキャンの模試
ユーキャンの模試は全部で3回。
3つの模試を一通り解くことで、試験範囲全体をカバーできる作りになっているようです。
1回目
ユーキャンの模試1回目は、4月26日に受験しました。
社一の勉強がまだ終わっていなかったのですが、採点の集計に締め切りがあったため、足りないことを自覚しつつ腕試しとして受けてみました。
結果・・・
選択式は25点とまぁまぁ。
択一式は31点と良くない結果となりました。
2回目
続いては2回目です。
選択式は28点と点数が上がりましたが、基準点割れもあったので微妙。
択一式についても32点というパッとしない結果でした。
3回目
最後の模試の結果はこちら。
難易度が高かったとのことですが、勉強を続けていても全然得点が伸びなかったので、正直なところ心が折れそうになっていました。
全然結果に繋がりませんでした…
模試から試験までにやったこと
諦めにも似た気持ちを抱えながらも、
今まで頑張った時間を無駄にしたくない!
という思いで、必死に「どうすれば点数が伸びるのか?」ということを考え、勉強方法を見直しました。
まずは苦手部分の洗い出し
まず最初にしたことは、ユーキャンのテーマ別問題集を解き直した結果と、模試の結果を確認し、自分が苦手にしている箇所の洗い出し作業を行いました。
テーマごとに問題がまとまっているので、自分の強いところ、弱いところを特定するのにとても使えました。
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苦手は書いて覚える
苦手な部分を特定したら、今度は苦手な部分の規定を書いてまとめます。
最近は、「まとめノート」のようなものは作らない方が効率が良いと言われているようです。
私も基本的には見直し用のノートは作りませんでしたが、苦手な部分に関しては、
・内容を書きながら整理すること
・試験までに何回も見返すことができる
の2点を重視し、まとめてみることにしました。
私は、労基法の変形労働時間制、雇用保険の失業等給付が苦手だったので、確認の意味も込めてそれらの規定を整理しながら書きだしました。
結果、そのまとめた紙は試験当日まで細かな規定の確認に使うことができ、大活躍してくれました。
これがなかったら変形労働時間制は覚えられなかったと思うので、やってみて良かったと思います!
模試・過去問を解く
あとはひたすら模試のやり直しや過去問対策、ユーキャンの問題演習コースを解きました。
問題を解くのは特定の科目に偏らず、全科目をまんべんなく回しました。
苦手な科目や間違った問題は必ずテキストを確認し、細かい規定までチェックするように心がけました。
このおかげか、模試で基準点割れを連発していた雇用保険法も本試験ではしっかりと得点することが出来ました!
\2021年の社労士試験の結果はこちらで公開/
総勉強時間は?
試験までの総勉強時間ですが、細かくカウントはしていません。
ですが、約10か月、1日2時間ほどは必ず勉強をしていましたので、
300日×2時間=600時間
勉強をしたのが丸々10か月ではないことや、日によって勉強時間にムラがあることを考えると、大体600時間くらいに落ち着くのではないかと思います。
試験範囲が広いのでそれなりに時間は必要ですが、育児・家事との両立は十分に可能だと思います。
社労士を目指すママに、この記事が少しでも参考になったら嬉しいです
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